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最終更新日: 2012年4月6日
◎授業の目的と概要: 生命現象は多くの構成要素からなる非常に複雑な系に起るものである.そこから特徴的な要素を抽出しその間の相互作用を定量的に表現し,数理モデルを構築し, 計算機を用いてシミュレーションを行い,さらに厳密な数学的解析を行うという方法が有効であることがこの数十年間の研究で明確になった.本講義では,数理モデ ルをつくる上で必要とされる数学的知識を実際の現象に即して解説する. ◎学習の到達目標: *微分方程式を用いて数理モデルをつくるための基礎知識と考え方を修得する *生命現象に潜む数理的原理を抽出する上で必要となる数学的知識と方法を学ぶ ◎授業の内容・方法と進度予定: 1.個体群密度の動態モデル 2.化学反応速度,酵素反応 3.拡散反応系による空間的パターン形成のモデル 4.機械ー化学系としての傷口治癒モデル 教科書および参考書: 教科書は用いない.参考書として以下を挙げておく. James Keener and James Sneyd, Mathematical Physiology, Springer, 1998 Lee A. Segel, Modeling dynamic phenomena in molecular and cellular biology, Cambridge University Press, 1984. J. D. Murray, Mathematical Biology I: An Introduction, Third Edition, Springer, 2002. J. D. Murray, Mathematical Biology II: Spatial Models and Biomedical Applications, Third Edition, Springer, 2003. 成績評価の方法: 課題をあたえレポートによって評価する その他: *講義終了後に質問を受け付ける時間帯を設ける.
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